【オセアニア編】CBDが違法な国はどこか。世界で大麻規制が厳しい国々を調査

みなさん、こんにちは。
大麻・CBDのビジネス、経済メディア「CANNABIS INSIGHT」です!

CBD(カンナビジオール)は世界中で注目を集める一方、オセアニア地域にある国々ではどのような規制がされているのでしょうか。本記事では、オーストラリア、ニュージーランドにおけるCBD規制の最新動向を詳しく解説します。各国の法律、罰則、そして規制の背景について深く掘り下げていきます。

目次

CBDが違法な国|オセアニア編

オセアニア地域のCBDを違法にしている国の規制内容やトレンドについてご紹介します。大麻の合法化が進む中、CBDに対する規制も注目されています。各国のCBD規制状況を知ることで、最新の大麻・CBD情報や渡航時に注意することなどが知れるはずです。

国名CBDの規制状況基準値
オーストラリア合法THC0.3%未満
ニュージーランド合法THC0.2%未満

※大麻・CBDに関する法律・規制は以下の観点でそれぞれ策定されている場合が多いです。本記事は消費者側のCBD利用という観点で作成しておりますのでビジネスやヘンプに関する記載がない場合もありますので予めご了承ください。

・消費者とビジネス(栽培も含めた)
・ヘンプ(産業用)と大麻
・カンナビノイドごと

渡航される際などは、ご自身で必ず最新の情報をお確かめください。

オーストラリア:合法

オーストラリアではCBDは特定の規制のもとで合法です。 医薬品としてのカンナビノイドは、2016年から全国的な法律の一部としてオーストラリアで合法化されていますが、処方箋を持つ患者のみが入手できました。 低用量CBDは2021年にスケジュール3(薬剤師のみが販売できる医薬品)に引き下げられ、特定のCBD製品は、厳格な承認プロセスを経て、処方箋なしで店頭で購入できるようになりました。

一方で、TGAは特定の処方箋不要のCBD医薬品を合法化していますが、まだ製品を承認していません。 つまり、これらの製品にアクセスする唯一の方法は、医師からの有効な医療処方箋を取得することです。これらの医薬品には、法的枠組みの範囲内である0.3%以下のTHCが含まれている可能性があります。

さらに、オーストラリアではCBD製品の規制は州や準州によって異なり、地域によって微妙な違いがあります。 たとえば一部の州では、医師がCBDを処方する前にTGAだけでなく、関連する保健当局の許可も必要です。

【参考記事】

ニュージーランド:合法

CBDオイルと医療用大麻は、ニュージーランドでは合法です。

ただし、CBD製品は処方薬としてのみ合法であり、処方箋なしで購入することは違法です。医師の処方箋があれば、地元の薬局または提携薬局で購入できます。CBD製品は、THC含有量が2%未満であるという法的定義を満たしている必要があります。

また2020年4月1日以降、CBD製品をニュージーランドに個人的に輸入することは違法になりました。しかし旅行する場合は、CBD製品と医療大麻製品を持ち込むことができます。これには、処方された製品、処方箋のコピー、医師の診断書、および旅客到着カードへの正確な申告が必要です。CBD製品は3か月分、THCを含む製品は1か月分の持ち込みが許可されているとされています。

【参考記事】

まとめ

オセアニアでは医療目的の大麻利用について議論されている印象が強く、CBDなどは今後も注目されていくジャンルになるかもしれません。

他の地域のCBD規制について

※本記事は、日本国内ならびに国外での違法行為を助長する意図はありません。
この記事の内容は、あくまで読者の皆様のリサーチや学習の一環として提供しています。
法律に関する最新情報は各国の公式サイトをご確認ください。

編集者

CANNABIS INSIGHT代表/編集長
世界の大麻・CBDのビジネスや経済情報を調べています。

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