今回は大麻を使用する際に使用される大麻の喫煙器具について調査し、その内容をまとめました。ジョイント・スプリフ・プリロール・ブラント・ベイプ・ボングなどがあり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
注意:
日本ではTHCを含有する製品の使用、所持は禁じられています。この記事は大麻を喫煙する文化圏においてどのような器具が用いられているかをリサーチした学習目的の記事になります。また、この情報は一般的な説明に基づいており、健康に関する決定を下す際は、医師などの専門家にご相談ください。
ジョイント(Joint)

画像引用元:Erik Fenderson at Swedish Wikipedia, Public domain, via Wikimedia Commons
特徴
ジョイントは、細い巻紙で大麻を巻いたもので、シンプルな喫煙方法として人気です。持ち運びがしやすく、場所を選ばずに使用できる点が便利です。巻紙には様々な種類があり、フレーバー付きのものも選べるため、個人の好みに合わせた選択が可能です。多くの場合、吸い口にはフィルターが付いており、巻き方によって吸い心地が変わるとされています。
注意点
周囲に大麻を吸っていることが分かりやすく、慣れるまで上手に巻くには練習が必要です。
スプリフ(Spliff)

画像引用元:Understanding Spliffs
特徴
スプリフは、大麻とタバコを巻紙で巻いたもので、タバコの味と刺激を加えることで独特な吸い心地を楽しむスタイルです。大麻とタバコの比率は調整が可能であり、各自の好みに合わせて比率を変えることができます。
注意点
タバコを含むため、健康への影響を考慮する必要があります。また、タバコの匂いが強いため、大麻の風味がやや損なわれることもあります。
プリロール(Pre-roll)

画像引用元:Getting Started With Cannabis Pre-Rolls
特徴
プリロールは、あらかじめ巻かれた状態で販売されているジョイントで、手間なく簡単に使用できることから一般的な喫煙方法として親しまれています。多くは吸い口にフィルターが付いており、均等に燃えやすく、手軽に利用できる点が魅力です。
注意点
火がつきにくい場合や、片側が速く燃えてしまうこともあるため、適切な火加減で吸う工夫が求められます。
ブラント(Blunt)

画像引用元:Torben Hansen, CC BY 2.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/2.0>, via Wikimedia Commons
特徴
ブラントは葉巻タバコの葉で大麻を巻いたもので、ジョイントよりも長く吸える点が特徴です。フレーバーの選択肢が豊富で、タバコ葉の香りとともに豊かな風味を楽しめる喫煙方法です。
注意点
ブラントはタバコと同様の健康リスクがあり、フレーバーやタバコ葉の香りが大麻の純粋な風味を変えることがあるため注意が必要とされます。
ベイプ(Vape)

画像引用元:Weed vape pen
特徴
ベイプは、大麻を加熱して蒸気を吸入するデバイスで、燃焼させないため匂いが少なく、煙も出ないことから多くの人に利用されています。使い捨てタイプや詰め替え式などの種類が豊富で、費用対効果が高い点が利点です。
注意点
一部製品には健康リスクが伴うことがあり、安全性が完全には確立されていません。特にビタミンEアセテートを含む製品は肺疾患のリスクが高く、違法な改造品はさらに危険性が増す可能性があるため注意が必要です。
ビタミンEアセテートの肺損傷リスクについて:
電子たばこ専用リキッドを対象としたビタミン E アセテートの国内調査(厚労省)
ボング(Bong)

画像引用元:Polluxx, Public domain, via Wikimedia Commons
特徴
ボングは、水パイプを使用して大麻を吸う方法で、水によって冷やされた煙を滑らかに吸引できる特徴があります。パーコレーターなどのろ過装置を備えたものもあり、煙の質を向上させる構造のバリエーションが豊富です。
注意点
水によって有害物質がどの程度除去されるかはまだ明確ではありません。また、ボングのサイズや構造によって吸い心地が変わるため、自分に合ったタイプを選ぶことが重要です。
まとめ
このように喫煙だけでもさまざまな道具が開発されています。道具の種類を知っておくだけでも、ひとつの対象(今回の場合は大麻)を見たときに得られる情報が違ってきます。安全性や効能に関してはこれからも検証が進んでいくもののと推測されます。