今回は大麻産業のイベントに参加しつつ、はさみのブランド化をすすめている株式会社サボテンを紹介します。
株式会社サボテンは、1932年に創業し、90年以上にわたって高品質な園芸用具の製造・販売を行ってきた日本の老舗企業です。兵庫県三木市に本社を構え、特に剪定鋏や園芸鋸などの製品で、プロの庭師から家庭菜園を楽しむ方まで、幅広いユーザーに支持されています。同社は、伝統的な職人技を大切にしながらも、最新技術を取り入れた製品開発を行い、国内外でその技術力と品質の高さが評価されています。
株式会社サボテン の概要
項目 |
情報 |
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企業名 |
株式会社サボテン |
設立年 |
1932年10月 |
代表者 |
石田 昌宏 |
本社所在地 |
兵庫県三木市別所町巴40番地 |
事業内容 |
園芸鋏、剪定鋏、刈込鋏、フッ素加工刃物、剪定鋸、各種鋸、その他園芸商品、電材用鋏の製造 |

画像引用元 – SABOTEN 特設ページ「極切」
株式会社サボテンは、園芸用具の製造販売と刃物の設計開発を事業内容とする会社です。 1932年10月に石田鋼鉄店として創業し、鉄鋼材料の販売から始めました。 その後、建築用金物の製造を経て、1956年10月にサボテン印の園芸用具の製造販売を開始しました。 1961年5月に株式会社サボテンに社名を変更し、現在に至ります。
同社は90年以上にわたり、日本の三木市から世界中の顧客に笑顔を届けるために、職人技を駆使して使いやすく高品質な製品を供給することに専念しています。 サボテンは、職人技を満足させるだけでなく、常に顧客を満足させる鋏や鋸の品質を向上させることに挑戦し続けています。
サボテンの製品は、プロの庭師や農家から家庭菜園を楽しむ人まで、幅広いユーザーに愛用されています。
製品ラインナップは、鋏、鋸、園芸・除草用具、メンテナンス用品など、多岐にわたります。
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鋏: プロタイプ剪定鋏、Saboten Classic、EXシリーズ、楽切シリーズ、エアクッションシリーズ、レディースシリーズ、農業用シリーズなど
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鋸: BLACK JAWS、ジョーズシリーズ、木柄フッ素鋸、楽切鋸シリーズなど
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園芸・除草用具: 園芸・工作鋏、ミニガーデンレーキ、グレーチング上げ、草取り爪、芝生鋏、ムシトリ鋏、根こそぎ草抜き、ぶどう専用シリーズなど
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メンテナンス用品: 刃研ぎ、潤滑防錆油、刃物クリーナーなど
株式会社サボテン リンク先
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Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61561629850473
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YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC9PQtKTXpTyc2szzk7nQT5A
極切(GOKUGIRE)について
「GOKUGIRE」は、株式会社サボテンの製品である「プロタイプ剪定鋏 極切(Professional Trimming Scissors)」シリーズの英語表記です。株式会社サボテンは、海外の展示会などにもこの商品をもってアピールしています。

画像引用元 – SABOTEN 特設ページ「極切」
「GOKUGIRE」は、プロの庭師や農家だけでなく、家庭菜園を楽しむユーザーにも適した製品です。 特に、大麻、麻、その他のハーブのトリミングなど、狭い場所での繊細なカットに最適とされています。
「GOKUGIRE」の特徴として、以下の点が挙げられています。
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高品質な素材: 刃の素材には、日本の高品質なステンレス鋼を使用し、耐久性に優れた特殊な熱処理を施すことで、鋭い切れ味を実現しています。
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フッ素コーティング: 刃にフッ素コーティングを施すことで、剪定作業中に樹液やヤニが付着するのを防ぎ、滑らかな切れ味を維持することができます。
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人間工学に基づいた設計: 握りやすい形状のハンドルを採用し、手首への負担を軽減することで、長時間の作業でも疲れにくい設計となっています。
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用途に合わせた刃先形状: 用途に合わせて、ストレート刃と角度刃を選択することができます。
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マグネット装着可能: 一部のモデル(PT-15、PT-16)には、3mmのマグネットを装着することができます。
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多彩なサイズ展開: 刃の長さは35mmで、全体の長さは160mmです。 ピンク、緑、オレンジの3色から選ぶことができます。
SABOTEN Professional Trimmingというインスタグラムのアカウントでは、積極的に海外向けにこの製品を打ち出していることがわかります。ASIA INTERNATINAL HEMP EXPOやMJBizConなどにも出展しており、海外展開に力を入れているようです。
マーケティング戦略とブランドイメージ
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日本の伝統的な職人技:
サボテンは、創業から90年以上、日本の三木市で培ってきた伝統的な職人技を大切にしています。 この「日本の職人技」というブランドイメージは、海外市場においても高い評価を得られる可能性があります。 -
高品質な製品:
サボテンは「職人技を駆使して使いやすく高品質な製品を供給することに専念」しており、高品質な製品を前面に出した広報戦略を採用しています。 これは、プロの庭師や農家だけでなく、家庭菜園を楽しむユーザーにもアピールする戦略と言えるでしょう。 -
ユーザーのニーズに合わせた製品開発:
サボテンは、プロ仕様の剪定鋏から、家庭菜園向けの楽切シリーズ、女性向けのレディースシリーズ、農業用のシリーズなど、ユーザーのニーズに合わせた多様な製品を開発しています。 このことから、ターゲットユーザーを明確化し、それぞれのニーズに合致した製品を開発・販売するマーケティング戦略を採用していると考えられます。
株式会社サボテンの今後の展望と課題
はさみというジャンルで海外に勝負をしかけているサボテンですが、これからの動きに注目が集まります。どのように競合他社と戦っていくのか。
はさみに関しては専門外なのですが、個人的には、はさみもかなりコモディティ化したジャンルだと思っています。そのようななかでブランディングをどう進めていくかについては興味があります。サボテンは厳しいブランディングの戦いでジャパニーズブランドという点を使っています。
まとめ
株式会社サボテンは、長年培ってきた職人技と高品質な製品を基に、園芸用具市場で確固たる地位を築いてきました。特に、海外市場における積極的な展開が今後の成長において鍵となるでしょう。製品ラインナップの多様化やブランディング戦略により、競争の激しい市場でどのように差別化を図っていくのか、注目が集まります。
参考資料
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SABOTEN 特設ページ「極切」
https://saboten-miki.com/?fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAAaYUJch4yYWIheVQbE-qp30J5n6m50yJUxq1i73MZj9ipN00LsIe5mvUZ0aem_O3s-xirILof1RGM3MHe3GQ