こんにちは。大麻・CBDのビジネス、経済メディア「CANNABIS INSIGHT」です。
世界中で愛煙家が増加する中、高品質で自然派志向のローリングペーパーを提供するRAW Rolling Paperについて解説します。急速にその存在感を増している。特に近年、健康志向の高まりや環境問題への意識の高まりから、自然素材を使用した製品への需要が高まっており、RAWはそのような時代の流れを捉え、確固たる地位を築きつつあります。
RAWの歴史と創業者Josh Kesselmanの理念
RAWの設立は、創業者であるJosh Kesselman氏のナチュラルで高品質なローリングペーパーを求める情熱から始まりました。1993年、Kesselman氏は偶然にも無添加のタバコを吸ったことがきっかけとなり、添加物を含まないローリングペーパーの可能性に気づき、事業化へ動き始めます。彼は所有物を全て売り払い、フロリダ州ゲインズビルに小さな喫煙具店をオープンし、そこで得た資金をもとに、2004年までに100万ドルを費やし、無漂白の麻繊維を使用した、RAWの原点となる製品を開発しました。そして、この製品はたちまち大ヒットとなり、2005年、RAWローリングペーパーが誕生しました。

RAW Rolling Paperウェブサイト:https://rawthentic.com/
マーケティング戦略とブランドイメージ
RAWは、有機栽培された麻を使用したナチュラル志向の製品展開を特徴としています。 RAWのローリングペーパーは、燃焼剤などの添加物を一切使用せず、漂白処理も行わないため、自然な味わいと喫煙体験を提供していおり、 また、チョーク、染料、遺伝子組み換え化合物を含まない、精製されていない紙を使用している点も、多くの愛煙家から支持を集めています。
シンプルながらもスタイリッシュなデザインも、RAWのブランドイメージを確立する上で重要な要素となっており、店舗の陳列棚を見ても一際目立つようになっています。
さらに、様々なアーティストやブランドとのコラボレーションも積極的に行っており、常に新しい顧客層を獲得しています。ヒップホップアーティストのWiz Khalifaは、RAWのブランドを自身の楽曲「Raw」で歌い上げ、1000万再生を超える人気PVとなりました。
また、「RAW World Rolling Championship」というオリジナル企画を実施しており、世界中の大麻・タバコ好きがペーパーを巻いてオリジナルな作品を作っています。桜の木に見立てた巻き方や代表のJosh Kesselman氏の似顔絵をペーパーに繋げた作品など一部のコアファンに刺さる施策を行っています。

RAWの市場におけるポジショニング
RAWは、高品質で自然派志向のローリングペーパー市場において、確固たる地位を築いています。競合としては、Zig-Zagローリングペーパーを製造するTurning Point Brands Inc. (TPB) が挙げられるが、RAWはTPBと比較して規模は小さいものの、熱狂的なファンを獲得しており、独自のブランドイメージを確立しています。
RAWの製品は、アメリカ国内の合法大麻販売店で販売されているジョイントにも広く使用されており、その品質の高さは高く評価されています。
RAWの今後の展望と課題
創業者であるKesselman氏は、RAWの将来を見据え、株式公開 (IPO) を構想してるとメディアの取材で答えました。 しかし、Kesselman氏は、従来型のIPOやプライベート・エクイティ会社への売却には消極的であり、RAWの企業文化と顧客とのつながりを維持できるような、ブランド価値の残るIPOの方法を模索しています。
Kesselman氏は、Green Bay Packers、Spotify Technology (SPOT)、Ben & Jerry’s、Dr. Bronner’sなどの企業を参考に、RAWのブランドアイデンティティを維持しながら成長を続けていくとのことです。
Kesselman氏は、RAWの企業価値として慈善活動を重視しており、これまでにLast Prisoner Project、NORML、Weldon Projectなどの非営利団体や、きれいな水と動物保護のための活動に300万ドル以上の寄付を行ってきました。今後も、持続可能な企業として、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいくと予想されます。
まとめ
RAWは、高品質で自然派志向のローリングペーパーを提供することで、世界中の愛煙家から支持を集めていることからブランド力が高い大麻・ペーパー企業になります。創業者Kesselman氏の製品へのこだわりと、顧客とのつながりを重視する姿勢は、RAWのブランドイメージの確立に大きく影響を与えました。
今後、RAWはIPOという大きな転換期を迎えるかもしれませんが、Kesselman氏が掲げるビジョンのもと、ブランドアイデンティティを維持しながら、持続可能な成長を遂げるかもしれません。



