アンティグア・バーブーダ政府は、少量の大麻所持など特定の軽犯罪で有罪判決を受けた人々の犯罪記録を抹消し、恩赦を与える新たな政策を発表した。これは対象者のリハビリテーションと社会復帰を促進する政府の取り組みの一環である。アンティグア・バーブーダはカリブ海に浮かぶ国である。
この政策の中心となるのは、ステッドロイ・カッティ・ベンジャミン司法長官が起草する新法案である。この法案は、15グラム未満の大麻所持で有罪となった人々の犯罪記録を抹消し、公式な恩赦を与えることを目的としている。また、この措置は新型コロナウイルス流行下に公衆衛生関連法で有罪となった人々にも適用され、同様に記録が抹消される。
さらに首相が、憲法上の権限を行使して特定の受刑者に恩赦を与えるよう助言する。対象となるのは、現在服役中で、貧困者向け住宅改善プログラムに積極的に参加し、リハビリテーション意欲を示した人々である。
政府は、この一連の措置が対象者に「新たなスタート」の機会を与え、社会への積極的な貢献を可能にするものだと強調している。恩赦を受けた人々には、直ちに住宅改善プログラムでの正規雇用が提供される。政府はまた、同プログラムの住宅建設・再建事業を継続するため、50万東カリブ・ドルの資金拠出も承認しており、恩赦と具体的な就労支援を結びつけた包括的な社会復帰支援策となっている。
ニュースを深掘り!編集長がオススメする大麻・CBDの関連記事
海外の大麻・CBDニュースをさらに深掘りするためには以下の記事もおすすめです。

