カリフォルニア、大麻物品税を15%に引き下げ ニューサム知事が署名

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カリフォルニア州のニューサム知事は9月22日、州の大麻物品税を引き下げる法案(AB564)に署名した。法案は10月1日から物品税率を15%へ戻し、少なくとも2028年までは同水準を維持する。7月1日にいったん19%へ引き上げられていた増税分を取り消す形で、知事は「合法市場の成長と安全な製品へのアクセスを守るために税負担を巻き戻す」と強調した。

業界にとっては一息つける判断だが、州内の多くの自治体では販売税やローカル税を含めた実効負担が3割超に及ぶケースもあり、依然として重い。合法市場の縮小傾向は続いており、2025年上半期の合法売上は19.4億ドルと、前年同期の21.4億ドルから減少した。税率の是正で違法市場との価格差をどこまで埋められるかが焦点となる

参考記事:Newsom signs major California cannabis tax cut into law(MjBizDaily)

※本記事は、日本国内ならびに国外での違法行為を助長する意図はありません。
この記事の内容は、あくまで読者の皆様のリサーチや学習の一環として提供しています。
法律に関する最新情報は各国の公式サイトをご確認ください。

編集者

Takaomi Akagiのアバター Takaomi Akagi CANNABI INSIGHT代表/編集長

CANNABIS INSIGHT 編集長。2022年にメディアを立ち上げ、国内外のCBD・大麻産業を政治、経済、ビジネスという観点から取材・分析。日本国内のCBD市場調査レポート『CBD白書』の編集発行をはじめ、年間ニュースを俯瞰する企画『大麻・CBDニュース総選挙』を主宰・運営。CBDジャーニー、カナコン等の業界カンファレンスやコミュニティでの登壇・モデレーション、事業者向けの寄稿・解説を通じ、大麻・CBDについての社会的意義や経済可能性を調査しています。

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