スペイン、2025年夏までに医療用大麻を承認する見込み

Spain_flag

スペインは2025年夏までに医療用大麻の規制緩和を承認する見込みで、草案が欧州委員会に提出されました。スペインでは、大麻は個人使用に限定され、販売や配布を目的としない限り、原則として自分で使用する目的で大麻を栽培することができます。ただしこれは非犯罪化措置であり、法的にはグレーゾーンです。自家栽培は個人使用に限り容認されているが、医療目的での自家栽培は明確に禁止されています。

この規制では、大麻オイルなどの医薬品が対象とされる予定です。また大麻の花の使用についてはこの規制の範囲外となっています。対象製品や用途が決められていることから限定的な内容になるとされています。

医療用大麻は、多発性硬化症の痙縮、治療抵抗性てんかん、化学療法による吐き気、慢性疼痛など、従来の治療が無効な場合に限り使用が許可されると報告されています。ただし、処方は医療専門家のみが行え、病院薬局を通じて提供されるため、アクセスの制限が課題です。これはスペインの医療にとって重要な進歩ですが、患者団体や専門家からは、プログラムが限定的で大麻の花の使用が除外されている点に批判が寄せられています。

情報元:Spanje op weg naar goedkeuring medicinale cannabis vóór zomer 2025 (INSPANJE.NL)

目次

先週の世界の大麻・CBDニュースをみる

1月18日(土)米国大麻業界、2大団体が統合しロビイング活動を強化
1月19日(日)ヨーロッパ、サイケデリック療法促進のための署名活動を開始
1月20日(月)中米ベリーズ、大麻犯罪記録の抹消が可能に
1月21日(火)米連邦裁判所、バージニア州における精神活性化製品の禁止を支持
1月22日(水)ウクライナ、ヘンプ加工施設が新たに設立
1月23日(木)トランプ大統領、違法薬物取引サイト「シルクロード」創業者を恩赦
1月23日(木)セントルシア、大麻取締法に関する草案が提出される
1月24日(金)カナダ、11月の大麻売上高が増加

※本記事は、日本国内ならびに国外での違法行為を助長する意図はありません。
この記事の内容は、あくまで読者の皆様のリサーチや学習の一環として提供しています。
法律に関する最新情報は各国の公式サイトをご確認ください。

編集者

赤木 孝臣のアバター 赤木 孝臣 CANNABI INSIGHT代表/編集長

CANNABIS INSIGHT 編集長。2022年にメディアを立ち上げ、国内外のCBD・大麻産業を政治、経済、ビジネスという観点から取材・分析。日本国内のCBD市場調査レポート『CBD白書』の編集発行をはじめ、年間ニュースを俯瞰する企画『大麻・CBDニュース総選挙』を主宰・運営。CBDジャーニー、カナコン等の業界カンファレンスやコミュニティでの登壇・モデレーション、事業者向けの寄稿・解説を通じ、大麻・CBDについての社会的意義や経済可能性を調査しています。

目次