国際的な研究プロジェクト「Martian Grow」が、大麻の種子を宇宙空間へ打ち上げる計画について報じられた。長年の大麻禁止政策により研究が停滞していた状況を背景に、この先進的な試みが行われるという。
このプロジェクトは、スロベニアの科学者ボジダル・ラディシッチ氏らが率いる国際研究チームによって進められており、特定の企業の利益を目的とせず、純粋な知的好奇心と知識の共有を目指しているとされている。計画では、2025年6月20日に大麻の種子を打ち上げ、宇宙放射線と無重力環境に約5〜6時間さらした後、地球に帰還させる予定とのことだ。
研究は3段階で構成されると説明されている。まず宇宙から帰還した種子の突然変異を調査し、次に火星の模擬土壌でその適応性を分析、最後に低重力環境下でクローンの遺伝的変化を解析するという。
この研究の意義は、極限環境が植物に与える影響を解明し、回復力や耐病性を向上させる新たな知見を得ることにあると伝えられている。将来的には、大麻の遺伝学研究の進展や、地球外での農業技術の確立に貢献することが期待されている。
参考記事:
- Facebook And Instagram Seem To Have Stopped Censoring Search Results For ‘Marijuana’ And ‘Cannabis’(Marijuana Moment)
- Martian Grow Website
ニュースを深掘り!編集長がオススメする大麻・CBDの関連記事
研究の大麻・CBDニュースをさらに深掘りするためには以下の記事もおすすめです。

