ペンシルベニア州、大麻合法化法案が上院委員会で否決

CI_サムネ_ペンシルベニア

ペンシルベニア州における成人向け大麻の合法化は、州営小売店での販売に限定する法案が州上院の法務委員会で否決されたことにより、先行きが不透明となっている。

この法案は下院でペンシルベニア州史上初めて可決された大麻合法化関連法案であったが、そのわずか1週間後に共和党が多数を占める上院委員会で退けられた。

以下は可決当時の記事になっているので、興味のある方にはぜひ読んでいただきたい。

否決の主な理由は、法案が提案する州営小売店モデルに対する反発である。委員長でありながら大麻合法化支持者でもある共和党のダン・ラフリン上院議員は、この販売モデルは受け入れられないと明言した。既存の医療大麻事業者も同様の立場を取っている。合法化推進団体「レスポンシブルPA」はラフリン議員の迅速な判断を評価し、超党派による実行可能な代替案の作成を求めた。一方、リック・クラジェウスキー下院議員は、委員会が修正案の提示や十分な議論もなしに法案を否決したことを批判した。

この否決により、2025年の成人向け大麻合法化の実現には暗雲が立ち込めている。現状では、州の財政赤字を補填するための新たな歳入源として、年間予算編成プロセスの中で合法化が議論される可能性が最も高いと見られている。法案の販売モデル、特に州営小売店という点が、合法化への大きな障害となっていることが明らかになった。

情報源の記事:Pennsylvania Senate rejects adult-use cannabis bill with state-run retail (MJBizDaily)

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編集者

CANNABIS INSIGHT代表/編集長
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