ニューヨーク州の大麻売上、2025年累計約1700億円到達

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ニューヨーク州の大麻小売売上が、2025年の年初からの累計で10億6000万ドル(約1700億円)に達したことが分かった。州当局の最新集計によれば、成人向け(嗜好用)市場の拡大と店舗数の増加が牽引し、年半ば時点で2024年通年実績を上回る勢いで推移しているという。
州は違法販売の取り締まりと並行して、認可店舗の出店促進や製品トレーサビリティの強化を進めており、関係者は「合法市場への移行が着実に進んでいる」と手応えを示す。一方で、供給網の整備や地域ごとの許認可の速度差、価格面での違法市場との競争など課題も残る。今後は、新規出店の加速と観光需要の取り込み、エディブルや飲料など高付加価値カテゴリーの伸長が、下半期の売上を左右しそうだ。

参考記事:New York cannabis retail sales reach $1.06B for 2025 so far(Nexstar Media)

※本記事は、日本国内ならびに国外での違法行為を助長する意図はありません。
この記事の内容は、あくまで読者の皆様のリサーチや学習の一環として提供しています。
法律に関する最新情報は各国の公式サイトをご確認ください。

編集者

Takaomi Akagiのアバター Takaomi Akagi CANNABI INSIGHT代表/編集長

CANNABIS INSIGHT 編集長。2022年にメディアを立ち上げ、国内外のCBD・大麻産業を政治、経済、ビジネスという観点から取材・分析。日本国内のCBD市場調査レポート『CBD白書』の編集発行をはじめ、年間ニュースを俯瞰する企画『大麻・CBDニュース総選挙』を主宰・運営。CBDジャーニー、カナコン等の業界カンファレンスやコミュニティでの登壇・モデレーション、事業者向けの寄稿・解説を通じ、大麻・CBDについての社会的意義や経済可能性を調査しています。

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