2025年3月25日から27日にかけて、ワシントンD.C.で「国際大麻規制会議(GCRS)」が初開催される予定です。政策立案者や業界関係者が集まり、大麻の国際的な規制枠組みの構築を目指します。米国議会関係者や各国の規制当局が参加し、カナダ、フランス、ドイツ、メキシコ、イギリスなどから代表が出席する予定です。
このサミットには、大麻企業であるArtemis Growth PartnersとTenacious Labsが主催し、主要な大麻企業やフォーチュン500企業もスポンサーとして協力している。大麻産業以外からも、ISOといった世界的な標準化団体の専門家も参加し、規制の統一や経済的影響などの大麻の役割について議論が行われます。
アーテミスの共同創設者ウィリアム・ミューケは、「このサミットは業界の協力と規制の調和を促進する場」とし、特定企業の宣伝ではなく、政策立案者と業界の専門家が議論を深める機会だと強調。サミットの目標は、合法大麻に関する政策を策定し、法の枠組みを設計している規制当局を集め、目的の共通性を認識し、経験とリソースを共有して、現在および将来の大麻法が患者のアクセス、公正な取引、および世界的なサプライチェーンの効率性をサポートするようにすることとされています。
会議の成果は白書としてまとめられ、今後の政策形成に活用される予定です。

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