フランス、CBD業界が新たな規制圧力に直面

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フランスのCBD業界は、同国の食品環境労働衛生安全庁(ANSES)による新たな規制圧力に直面している。ANSESは、CBDに生殖毒性(受胎能力への影響や生殖器の機能への悪影響)がある疑いがあるとして、食品や化粧品への使用を禁止する可能性を示唆している。この判断は、一般的な小売製品よりもはるかに高用量である医薬品「エピディオレックス」のデータに基づいており、業界団体はこの点に強く反論している。

エピディオレックス(Epidiolex):
CBD(カンナビジオール)を主成分とする医薬品で、難治性てんかんのレノックス・ガストー症候群(LGS)やドラベ症候群(DS)の治療を目的としています

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CBD業界団体は、この動きに対して科学的データに基づき徹底的に争う姿勢を示している。フランスは欧州最大のCBD市場を有しているが、過去にもカンナベイプ事件や花穂の販売禁止(後に撤回)など、当局による規制の試みがあった。

今回のANSESの勧告を受け、欧州化学機関(ECHA)がCBDの安全性に関する評価を進めており、2026年8月までに分類に関する意見を示す予定である。このECHAの判断は、フランス国内で約7億ユーロ規模とされる市場や2万人の雇用だけでなく、EU全体のCBD規制にも大きな影響を与える可能性がある。業界側は、フランスでの10年間の安全な使用実績と、実際の消費レベルに基づくデータによって対抗する構えである。

情報源:French CBD Industry Under Attack From Food Regulators (Business of cannabis)

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編集者

赤木 孝臣のアバター 赤木 孝臣 CANNABI INSIGHT代表/編集長

2022年4月20日にCANNABIS INSIGHTを創刊。国内外の大麻・CBDニュースの発信や、国内有識者へのインタビュー、産業動向の解説などを行っている。CBD業界の情報発信として「CBD白書」「ASAラジオ」「大麻・CBDニュース総選挙」などの企画を運営。業界イベントへの登壇や取材活動も行い、日本のCBD・ヘンプ産業に関する情報発信とコミュニティ形成に取り組んでいる。さらに、CBD原料比較プラットフォーム「アサバンク」を開発し、原料サプライヤーと事業者をつなぐ業界インフラの構築を進めている。

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