米国のバイオテクノロジー企業Defloriaは、大麻由来の経口薬「AJA001」に関する第2相臨床試験を実施するため、米国食品医薬品局(FDA)から治験届(IND)の許可を取得したと発表した。AJA001は自閉症スペクトラム障害(ASD)の治療を目的に開発されており、特に患者が抱えるいらだち(イラビリティ)症状への効果が期待されている。今回の認可によって、DefloriaはASDの症状緩和を狙う大麻由来製剤として、より大規模な臨床データの取得に踏み出す見通しだ。
同社によれば、AJA001はカンナビノイドが神経伝達や炎症に働きかけるメカニズムを活用し、既存の治療では十分な効果が得られないASD患者層にも新たな選択肢を提供することを目指している。第2相試験では、安全性と有効性に加え、投与量や治療期間の最適化に関するデータが集積される見通しだ。ASDは社会的・コミュニケーション的困難だけでなく、いらだちや不安などの症状が患者や家族の生活に大きく影響するため、今回の治験には医療関係者や患者団体などからも関心が寄せられている。業界では、FDAの規制下で本格的な大麻由来薬が開発されること自体が注目に値し、今後の治験結果次第では大麻を用いた医療の可能性がさらに広がると期待されている。
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