アルゼンチン政府、大麻栽培ライセンスをすべて取り消しに

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アルゼンチン国家安全保障大臣ブルリッチ氏が「政府がすべての大麻栽培許可を取り消す予定である」と発表したことを報じている。

ブルリッチ氏は、THC含有量が高すぎるために、大麻が危険な薬物になっていると指摘。TV番組で「アルゼンチンのTHC含有量は18%で、合法化されているウルグアイでは2%までしか認められていない」と指摘し、「非常に深刻な問題がある」と強調した。また、前政権時に30万件以上の栽培許可が発行され、その一部が未承認の医療用大麻として販売されていたことを問題視した。

政府は規制を強化し、医師やNGOが栽培許可を発行する際の資格要件を厳格化する見込み。健康省と協力し、許可の見直しを進める。

アルゼンチンは2019年から大麻産業を推進し、2020年には大統領令で医療用大麻患者の自家栽培を認める制度を導入。2022年には大麻産業の枠組みを整える法案が可決され、政府主導で種子供給や研修を行う公的企業も設立された。しかし、新政府はこうした方針を転換し、すべての栽培許可を無効にする考えを示した。今後の大麻産業の行方は不透明だが、大麻規制の見直しが進められる可能性が高い。

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編集者

Takaomi Akagiのアバター Takaomi Akagi CANNABI INSIGHT代表/編集長

CANNABIS INSIGHT 編集長。2022年にメディアを立ち上げ、国内外のCBD・大麻産業を政治、経済、ビジネスという観点から取材・分析。日本国内のCBD市場調査レポート『CBD白書』の編集発行をはじめ、年間ニュースを俯瞰する企画『大麻・CBDニュース総選挙』を主宰・運営。CBDジャーニー、カナコン等の業界カンファレンスやコミュニティでの登壇・モデレーション、事業者向けの寄稿・解説を通じ、大麻・CBDについての社会的意義や経済可能性を調査しています。

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