福島県にて第一種大麻草栽培者免許を取得|ヘンプイノベーション株式会社

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ヘンプイノベーション株式会社(本社:三重県多気郡明和町、代表取締役:菟田中子)は、2025年5月19日、福島県において「第一種大麻草栽培者免許」を取得し、今年度より同県内にて産業用ヘンプの試験栽培を開始いたします 。また、同社によれば、播種は6月7日に行われる見込みです。

なお、栽培地の具体的な住所・場所に関しては、福島県の行政指導により非公開とさせていただいております 。地域の安全確保および円滑な栽培管理の観点からの措置であることを、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます 。

目次

試験栽培の意義

HEMP INNOVATION
プレスリリースより

ヘンプイノベーションは、これまで三重県明和町を拠点に、2年間にわたって産業用ヘンプの栽培と利活用に取り組み、播種・収穫・加工・商品化までの一連のモデルを構築してまいりました。
福島での試験栽培は、そうした知見と技術をベースにしつつも、震災復興の歩みの中にあるこの地ならではの課題に向き合いながら、福島固有の再生モデルを新たに構築していく挑戦です。
持続可能なヘンプ栽培を定着させるためには、その土地特有の気候条件、土壌性質、農業資源や地域の文脈との調和が不可欠です。

本試験栽培では、以下の観点から、将来的な社会実装に向けた基盤づくりを進めていきます。

・適応品種の選定
・播種・生育・収穫の作業モデルの確立
・地域資源を活用しての可能性評価

これは単なる「実験」ではなく、福島という特別な場所とともに歩む、地元の皆様との共創型の再生プロセスであり、私たちはそこに深い意義と責任を感じています。


いま、なぜ「麻」なのか?

産業用ヘンプは、いま、福島が直面する課題に応える力を秘めています。農業の担い手不足が進む中で、育てやすく、省力的で、収益性が見込める作物として期待され、雑草抑制や土壌改善にも寄与し、耕作放棄地の再活用につながります。食品、繊維、建材、化粧品など、暮らしの中に自然に溶け込む多様な用途を持つヘンプは、福島において「未来につながる産業の芽」としての可能性を持っています。

また、2023年12月の法改正と、2024年3月の新たな免許制度の施行により、産業用としての利用が正式に認められた今、ようやく日本でもこの植物の真価が問われる時が来たのだと、私たちは感じています。


福島から「麻でつなぐ未来」へ

本プロジェクトでは、震災と原発事故からの再生をめざす福島の地域課題に真正面から向き合い、持続可能な産業の芽を育むことを目指しています。

  • 耕作放棄地の再生
  • 若手農業者の雇用創出
  • 繊維や建材など、ヘンプを活用した新たな産業の芽を育む
  • 震災からの再生を支える、持続可能な地域基盤の構築

「麻」は、かつて日本の暮らしの中にあった伝統作物であり、今や世界的に注目されるサステナブルなバイオ資源でもあります。
ヘンプイノベーション株式会社は、ヘンプの力を信じ、福島という地から新しい麻の産業史を切り拓く第一歩を踏み出します。

本試験栽培に使用するヘンプ種子は、厚生労働省が定める基準(Δ9-THC 0.3%以下)を満たした種子であり、麻薬成分を含まない産業用大麻として、法令に基づいた厳正な管理のもとで実施されます。

※本記事は、日本国内ならびに国外での違法行為を助長する意図はありません。
この記事の内容は、あくまで読者の皆様のリサーチや学習の一環として提供しています。
法律に関する最新情報は各国の公式サイトをご確認ください。

編集者

赤木 孝臣のアバター 赤木 孝臣 CANNABI INSIGHT代表/編集長

2022年4月20日にCANNABIS INSIGHTを創刊。国内外の大麻・CBDニュースの発信や、国内有識者へのインタビュー、産業動向の解説などを行っている。CBD業界の情報発信として「CBD白書」「ASAラジオ」「大麻・CBDニュース総選挙」などの企画を運営。業界イベントへの登壇や取材活動も行い、日本のCBD・ヘンプ産業に関する情報発信とコミュニティ形成に取り組んでいる。さらに、CBD原料比較プラットフォーム「アサバンク」を開発し、原料サプライヤーと事業者をつなぐ業界インフラの構築を進めている。

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