米大麻業界情報サイト「Business of Cannabis」の報道によると、イリノイ州の大麻市場は2024年に総売上20億ドルを達成し、4億9000万ドルの税収を生み出した。嗜好用大麻販売は17億2000万ドル(前年比2.5%増)、医療用大麻は3年連続の減少で2億8500万ドルとなった。販売数は5600万点を超え(前年比13%増)、州は嗜好用の税収4億7380万ドル、医療用税収1630万ドルを確保。
一方で、規制のない麻市場の拡大に対する懸念が高まっている。イリノイ州知事は麻製品の規制強化を求める一方、高い税率(最大40%)が消費者をミシガン州やミズーリ州へ流出させていると業界関係者は警告。
社会的公平性も課題となっており、新規ライセンスの65%を取得した社会的公平性申請者(Social Equity Applicants)は、2024年12月時点で市場売上の38%に達したが、依然としてMSO(多州展開企業)が市場を支配している。
社会的公正申請者(Social Equity Applicants):
社会的に不利な人々を対象に大麻市場参入を支援し、公平性を確保するための制度。
イリノイ州には現在244の販売店があり、100以上の申請が審査中。
情報元:Illinois’ Cannabis Market Hits Record $2bn in Sales (Business of Cannabis)
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