米CNNが報じたところによると、米産科婦人科学会(ACOG)や小児科学会(AAP)の専門家は「妊娠中に安全といえる大麻の使用量は存在しない」と改めて警告を発した。近年、つわり軽減や不安解消を目的に大麻(THC)やCBDを摂取する妊婦が増加しており、連邦機関の推計では妊婦のおよそ3〜7%が使用経験を持つとされる。
専門家によれば、THCは胎盤を通じて胎児の脳へ到達し、神経発達や免疫機能に悪影響を及ぼす可能性がある。最新の縦断研究では、出生後の低体重や早産リスクの上昇、幼児期以降の注意欠陥・多動症(ADHD)様症状、認知機能の低下なども指摘された。合法州で「天然成分だから安全」と誤認し、高濃度THC製品を選ぶケースが増えているが、専門家は「処方薬に不安がある場合でも、自己判断で大麻を使うのではなく必ず医師に相談してほしい」と呼び掛けている。
参考記事:Marijuana is extremely dangerous to the fetus in the womb, study finds(CNN)



