米国の大麻関連株が年初来の高値圏まで上昇した。背景には、トランプ米大統領が連邦法での大麻の薬物区分見直し(リスケジューリング)について「数週間以内に決定が出る可能性がある」と示唆したことがある。報道後、カナダ上場のティルレイやキャノピー・グロース、オーロラ・カンナビスなどが2桁台の上げとなり、米国大麻企業に連動する上場投資信託(ETF)MSOSも急騰した。投資家の思惑は、大麻が規制物質法のスケジュールIからIIIへ再分類されれば、研究や資金調達のハードルが下がり、税制上の重石(内国歳入法280E)が外れるといった業界メリットに向かう。
もっとも、再分類は全面合法化を意味しない。連邦レベルの違法性は残り、州ごとの市場分断や州際流通の制約は続く可能性が高い。DEA(麻薬取締局)の手続きや議会の支持動向も不確実性として意識されており、相場は政策ヘッドラインに左右されやすい状況が続きそうだ。
参考記事:Cannabis Stocks Hit Highest Point This Year on Trump Rescheduling Hopes(Business of Cannabis)


