米ホワイトハウスで7日、トランプ政権の上級補佐官や保健福祉省(HHS)関係者が、NFLの元スター選手リッキー・ウィリアムズ氏らと面会し、大麻の連邦規制区分(スケジュール)見直しをめぐって意見交換した。ウィリアムズ氏は引退後、大麻由来ウェルネス製品のビジネスや退役軍人支援活動に携わっており、「厳格な規制が医療用途のアクセスを妨げている」と訴えたという。
現在、連邦法では大麻はヘロインと同じ「スケジュールⅠ」に分類されるが、昨年HHSは医学的適用を認める「スケジュールⅢ」への引き下げをDEAに正式勧告済み。DEAは最終判断に向けて審査を続けているものの、結論の時期は示していない。仮に再分類が実現すれば研究許可の簡素化や医療保険適用、業界の重い税負担(IRC 280E)の軽減が期待される。
一方で、トランプ大統領は選挙中に「州の大麻政策には干渉しない」と発言したが、指名したDEA長官候補は再分類に慎重姿勢を示すなど、政権内の足並みは揃っていない。会談後、ウィリアムズ氏は「幹部らは前向きに耳を傾けたが、最終決定には多くの工程が残る」と述べ、引き続きロビー活動を続ける考えを示した。
ウィリアムズ氏は現役時代、度重なる負傷と精神的ストレスから大麻を使用し、リーグの薬物規定違反で処分を受けた過去がある。現在はアスリートや退役軍人を対象に、大麻の疼痛管理・メンタルヘルスへの有効性を訴えつつ、オピオイド依存への代替策として利用を促している。今回の面談は、スポーツ界出身の有名人がホワイトハウスで大麻規制緩和を直接働きかけた珍しいケースとなった。
元NFLスターがホワイトハウス直訴 トランプ政権に“大麻スケジュールⅢ”再分類を要請


