カリフォルニア州が誇る一大イベント「California State Fair(CSF)」で、今年も大麻関連の展示・販売・消費が認められることが明らかになりました。CSFは、毎年州内から6万人以上の来場者を迎え、飲食店だけで約850万ドルの売上を記録するなど、カリフォルニアの産業・農業・文化を紹介するイベントです。
CSFが大麻業界を正式に受け入れてから4年目を迎える2025年は、会場での大麻製品の販売と消費が解禁され、出店者や来場者から大きな反響を呼んでいます。今年はさらに大麻ブランドの出店数や製品ラインナップが拡大され、CSFを通じてカリフォルニアの大麻カルチャーを一層盛り上げる計画です。州知事ギャビン・ニューサム氏や数名の州議員が理事会メンバーを務めるCSFは、州の食品および農業法に基づいて設立された独立機関であり、こうした公的なイベントが大麻を積極的に取り入れる背景には、大麻産業を地域経済の重要な一部とみなす考えがあるとされています。
一方で、大麻に対する各州の方針は異なります。ニューヨーク州では2021年に同様のイベントで販売と消費が許可されましたが、その後の規制見直しにより、2023年には会場での消費が禁止されました。カリフォルニア州では現時点で規制強化の動きはなく、むしろ大麻業界の拡大を推し進める姿勢が見受けられます。今夏のCSFが、カリフォルニアの大麻市場にどのようなインパクトをもたらすのか注目されます。
ニュースを深掘り!編集長がオススメする大麻・CBDの関連記事
アメリカ関連の大麻・CBDニュースをさらに深掘りするためには以下の記事もおすすめです。

