メリーランド州、大麻の合法化を承認

AP通信によると、アメリカのメリーランド州で、2023年7月1日以降に21歳以上の成人に対して大麻の所持と消費が許可されることになりました。11月8日に州内の大麻の使用、流通、所持、規制、課税について規定する大麻合法化修正案が有権者によって承認され、大麻に関するライセンスや税金に関する取り決めは来年の議員たちの判断に委ねるとしています。

メリーランド州は医療目的の大麻は合法で、嗜好目的の大麻利用・所持は違法で、(規定の量以下であれば非犯罪)この規制は2017年12月1日から運用が開始されていました。医療目的の大麻を合法化する前のメリーランド州は大麻による検挙数が全米で5番目に多く、問題視されていましたが州民の大麻支持率の増加や規制の見直しにより医療目的の大麻が合法化されていました。

今回のメリーランド州の大麻合法化案は2022年2月にすでに提出されており、議論が進められていました。本法案では大麻ビジネス支援基金の設立も目的にされており、マイノリティや大麻犯罪の影響を受けた人々への教育プログラムやインキュベート目的に資金が提供されます。

AP通信のインタビューに答えた市民は「大麻は害になるとは思えないし、実際、いいこともあるかもしれない」とコメントしています。今後のメリーランド州の大麻合法化政策に注目が集まります。

※本記事は、日本国内ならびに国外での違法行為を助長する意図はありません。
この記事の内容は、あくまで読者の皆様のリサーチや学習の一環として提供しています。
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編集者

CANNABIS INSIGHT代表/編集長
世界の大麻・CBDのビジネスや経済情報を調べています。

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