2024年11月18日、ドイツ政府はベルリンでルクセンブルク、マルタ、オランダ、チェコ共和国、スイスの代表者を招き、大麻の規制に関する国際会議を開催しました。この会議は、合法化を進める各国がその経験や課題を共有する場として設けられ、様々な課題に焦点を当て議論が行われました。
ドイツでは2024年4月から大麻が合法化されました。新しい法律の下では、大人が最大25グラムの大麻を所持することが認められ、個人使用のための栽培も可能です。しかし、ドイツ国内では依然として一部の政党や団体が合法化に反対しており、新しい法律を無効化しようとする動きも見られます。これらの反対勢力は、大麻が若年層に与える影響や犯罪の増加を懸念しています。
今回の会議は、合法化に向けた各国の進捗状況を共有し、効果的な規制を構築するための重要な機会となりました。ドイツ政府は、国内の反対意見を踏まえつつも、国際的な協力を通じてバランスの取れた政策を模索しており、他のヨーロッパ諸国との連携がますます重要視されています。このような多国間の対話が、ヨーロッパ全体での大麻政策の確立につながることが期待されています。
先週の世界の大麻・CBDニュースをみる
11月16日(土)大麻・CBDニュース総選挙2024が開催
11月17日(日)
11月18日(月)ジョージア州、医療用大麻患者数が2万5千人を超える
11月19日(火)FDA、PTSD治療に向けた大麻の臨床試験を承認
11月20日(水)米ビール協会、大麻製品の規制強化を求める声明を発表
11月20日(水)大麻草由来成分を含有する製品を使用した臨床研究の実施等について
11月21日(木)オーストラリア議会、今月中に大麻合法化法案を採決する動き
11月21日(木)ドイツ、医療用大麻輸入量が前年同期比で70%増加
11月22日(金)自宅で大麻を栽培している方の61%を女性が占める